アルバってどんなところ?依存症回復施設アルバの一日
こんにちは。依存症回復支援施設アルバです。
アルバは川崎市多摩区の「生田」という場所にある依存症から回復したいと願う方たちが通う福祉施設です。
ひとくちに依存症回復施設と言っても、「何をしている施設なの?」と疑問に思う方も多くいるかと思います。
今回は依存症回復を支援するアルバで実際にどんなことを行っているのか?というところをご紹介します。
アルバが提供する回復のプログラム
12ステップ
アルバでは依存症回復に最も適したと言われる「12ステッププログラム」という回復のプログラムを行っています。
12ステップワークはアルコール依存症当事者のピアスタッフが行っています。
テーマミーティング・外部メッセージ
テーマに沿って分かち合いを行うミーティング形式のプログラムです。
外部メッセージでは週3回、アルバを卒業してお酒やギャンブルをやめ続けている仲間や外部のグループに所属している方が有志でメッセージに来てくださっています。
音楽プログラム
外部の専門講師が担当し、みんなで合唱や楽器演奏を音楽を楽しむプログラムです。
運動プログラム
ソフトボールや卓球、ヨガをします。
レクリエーション
外出プログラムではみんなで行きたい場所を決めて計画を立ててお出かけします。2023年には江の島、鎌倉へお出かけしました。
また、他にも調理プログラムや動画鑑賞など行っています。
病院メッセージ
月2回、オンラインにてアルバ利用者さんより入院患者さんへ向けたメッセージを行っています。
利用者さんの一日
実際にアルバを利用した場合、どのような一日を過ごすのか見てみましょう。
通所
午前9時~10時までにアルバに通所します。
オープニング
10時からオープニングを行い、その日のプログラム内容や連絡事項を職員から伝えます。
午前のプログラム
10時30分から午前のプログラムが始まります。
お昼休み
12時から13時30分までお昼休みです。ご自分で用意したお弁当を食べたり、近くのコンビニやスーパーでお昼ご飯を買ってきます。
お昼休みの過ごし方は皆さんそれぞれです。読書やお昼寝、喫煙ルームで仲間と談笑したり筋トレに励む方もいます。
午後のプログラム
お昼休みが終わり、13時30分から午後のプログラムが始まります。
掃除
プログラム終了後、休憩後に施設の掃除を行います。
クロージング
15時30分からクロージングを行います。翌日のスケジュールをお伝えし、「ビルはこう思う」という書籍を読み合わせて内容に沿って思ったことなど分かち合いをします。内容が難しい方はご自分の好きなことをお話ししても構いません。
帰宅
クロージングが終わったら帰宅します。閉所時間(17時)まで残って過ごしている方もいます。
夜は外部のミーティング(AA、GA、NAなど)に参加したり、自宅でセルフケアをするなど自由にしています。
施設の雰囲気
依存症の回復施設というと「暗い場所なんじゃないか?」と想像しますが、実際アルバは全体的に明るい雰囲気だと思います。
休み時間は笑い声が絶えず、プログラムもそれなりに楽しんで参加しているようで、職員の私から見てもアルバの利用者さんは施設で過ごす時間を楽しんでいるように見えます。
仲間のバースデー(自助グループに繋がった日)をお祝いに行ったり、卒業した仲間に会う為にアルコール依存症の利用者さんがGA(ギャンブル依存症の自助グループ)に参加したり、利用者さん同士がお互いを大事にしているな、という印象です。
アルバを見学・体験してみたい
見学・体験をご希望の方はこちらのリンクからお問い合わせください。
すでに障害福祉課と繋がっている方は、担当ケースワーカー様へ利用を考えている旨お伝えください。
入院中や精神科を受診されている方は担当のソーシャルワーカー様へご相談ください。
ワーカー様経由で利用相談をしていただくとスムーズです。
退院後の行先がない、家を出ないといけない、などお困りの方へ
アルバではグループホームも運営しております。詳細については下記のリンクより記事をご参照ください。