ヒューマンアルバは厳しいところ? |スタッフがお伝えします。
私たちの施設ヒューマンアルバは、2017年4月25日の設立からもうすぐ2周年を迎えようとしています。
『犯罪のない、皆が笑って生きられる世界を創る』
という弊社ミッションの実現のためには、依然多くの課題が残されています。
しかし、立ち上げ当初に比べれば一歩ずつそうした「絵空事」にも近づけているように感じられます。
現在、私たちの施設は神奈川県川崎市多摩区の「生田」という場所で展開されていますが、今後少しずつ他の場所にも拠点を作っていく予定です。
事業を継続していく中で、私たちの施設に対する興味や関心もありがたいことに、ちらほらと聞かれるようになってきました。
メディアでは代表の金井や施設に関して取り上げて頂く機会も徐々に増えてきました。
そうした期待に少しでも答えていけるように、スタッフ一同、これからも精進していく所存です。
私たちの組織はまだまだ若いということもあり、今この記事をお読みの皆さんの中には
「果たして信用できるのか」「何か問題はないのか」などなど...
私たちに対して「疑問」や「不安」をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
今回は、私たちの施設を少しでも知っていただけるよう、設立の経緯や事業概要などについてお話していきます。
良い面だけをお伝えするつもりはございません。
あくまで皆さんの選択肢の1つとして参考になれば幸いです。
目次
1. ヒューマンアルバとは
はじめに、私たちの組織の概要をお伝えしてきます。
ここでは、私たちが何に取り組んでいるのかや、そもそもの成り立ちなどについてお話しできればと思っています。
まず、『ヒューマンアルバ』についてですが、私たちは「あらゆる依存症を抱えた人々の回復、そして人生の再出発に寄り添う」組織です。
アルバとはイタリア語で『夜明け』を意味します。
犯罪は許されることではありませんが、一人ひとりの人生に向き合うと実に様々な体験をしてきたことに気づきます。
私たちはそうした依存症者の「これまで」に寄り添いながら、いかにして「これから」を築きあげていくか、共に考えサポートしていくサービスを提供しています。
私たちの組織の最終目標は「犯罪をなくす」ことです。
そのためには、これから「依存症」はもちろんそれ以外にも多くのことに挑戦していかなければなりません。
それではなぜ、私たちが一番最初に「依存症者支援」に着手したのか
理由の1つとして、実際にヒューマンアルバ代表の金井が依存症問題の当事者であったことが挙げられます。
ギャンブル依存症になって憎んだ父も、いつか幸せになってほしくて。依存症経験者のサポートをする金井駿さん
以前取り上げて頂いたメディアでもお話させて頂きましたが、弊社代表の金井は「ギャンブル依存症者の家族」として依存症という問題に触れてきました。
その時の問題意識が現在、依存症の方々をサポートする事業へと結びつくことになっています。
2. 施設の特徴 ~提供サービス~
私たちの運営する施設で提供しているサービスは大きく分けて以下の4つになります。
①依存症回復プログラム
②住居支援
③教育・育成支援
④就労サポート
①依存症回復プログラム
ヒューマンアルバでは12ステップという回復プログラムを中心に提供しています。
12ステップとは、依存症者の体験から導かれた思考プロセス等を取り入れながら、彼らの抱えている問題を振り返り、それらの理解・解決をはかるプログラムです。
回復のための目標を3段階に分け、それを達成するためのプロセスを12個に分けて実践することから、こうした名称がつけられています。
具体的には、第1段階で自身の問題を知り、第2段階でその解決策を理解し、それらを踏まえて第3段階で解決策を得るために必要な行動を実行するという流れになります。
この他にも、個別カウンセリングやスポーツ・レクリエーション活動、社会貢献・ボランティア活動等を通して、回復支援に取り組んでいます。
②住居支援
ヒューマンアルバでは、住居支援としてグループホームを運営しています。
寮のような共同生活ではなく、完全アパート型のグループホームです。
現在は相模原市内に4棟運営しており、今後他のエリアにも展開する予定です。
③教育・育成支援
依存症からの回復後も再犯することなく、安定した生活を送るための人間教育・職業訓練教育・カウンセリングをはじめとした専門プログラムを用意しています。
社会復帰後も自立して行きていくために必要となる問題解決能力を育んでいきます。
④就労サポート
治療・回復プログラムが終了しても働く場所がなければ自立した生活は送れません。
当施設でのプログラムを受講しながら当社協力企業や一般企業への就職活動を行い、卒業後にスムーズな社会復帰ができるように就労支援を行います。
弊社の実績のために、明らかにミスマッチな場所へ利用者を送り出すようなことはしません。
本人の意向も聞きながら社会復帰できるまでをサポートしていきます。
3. 施設の特徴 ~スタッフと環境~
施設選びの際には、その施設の「スタッフ」や「環境」は大きな判断材料になるかと思います。
私たちの施設のスタッフは、福祉関係の仕事に従事していた(あるいは現在従事している)方から、元依存症当事者の方まで、様々な特徴を持つ人たちから構成されています。
そのため、もちろんスタッフそれぞれが違った個性を持っているのですが、利用者さんの声として以前頂いた感想は、「あまりうるさくない」というものでした。
もちろん、人と人という関係性の中で接しているため、必要なことはこちらからアドバイスすることはあります。
しかし、ヒューマンアルバでは「実社会に近い生活環境」を意識しているため、ルールで縛るようなことは原則していません。
私たちの施設を経たあとは、それぞれがそれぞれの道を歩んでいきます。
私たちは、上手くその橋渡しができるようなサポートを心掛けています。
時には専門職員として、時には対等な友人として、コミュニケーションをしていくので、そういった点が特徴として挙げられるかもしれません。
施設の環境に関して、1拠点目である川崎の生田施設は、都会の喧騒から離れているため比較的静かです。
また元々料亭だった場所ということもあり、落ち着いた環境の中で生活が送れるようになっています。
4. 私たちの施設に対する疑問
ここまで私たちの施設に関して少しでも知って頂けるようお伝えしてきましたが、まだまだ私たちに対して疑問点があるかと思います。
ここでは3つ程、想定される疑問点に答えていきます。
1つ目に、費用に関してです。
詳細はこちらでお伝えしていますので、併せてご覧下さい。
具体的な費用に関してはご本人の収入状況によって変動する場合があります。まずは一度ご相談いただけると幸いです。
2つ目に、スタッフの女性比率に関してです。
今回記事に載せた写真には男性が多く写っていますが、現場スタッフは半分が女性です。
施設利用者の方の中にも女性はいらっしゃいますので、利用者の方に合わせて適切な支援を心掛けています。
3つ目に、「株式会社」という形態に関してです。
弊社は、NPOや社会福祉法人という形態を取っていません。
しかし、サービスの質を低下させて杜撰な管理体制の下で利益を出していこうとは考えていません。
法人として得た利益は、弊社のミッション『犯罪のない、皆が笑って生きられる世界を創る』を実現するための各種サービス拡充へと還元していくつもりです。
常にサービス利用者やそのご家族に寄り添いながら、今後もサービスを提供していきます。
5. まとめ
この記事では、私たちヒューマンアルバについてご紹介させて頂きました。
今回お話させて頂いた内容以外にも、ご質問やご相談はあるかと思います。
些細なことでも構いません。
少しでも何かありましたら、お電話や弊社の「お問い合わせ」から、ぜひご連絡ください。
お問い合わせはこちらから↓
社名: 株式会社ヒューマンアルバ
住所: 〒214-0038神奈川県川崎市多摩区生田6-4-7
TEL: 044-385-3000 (受付時間: 平日10:00-17:00)
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ヒューマンアルバでは、定期的に『家族会』を開催しております。
依存症者を回復につなげるためには、まずご家族が対応を変えていく必要があります。
・つらい思いを吐き出す場として
・状況を変えていく学びの場として
ぜひ、ご活用ください。 (お申し込みはこちらから)
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ライター名: ブランコ先生