2018/03/06

【依存症-お悩み掲示板-】病院での依存症治療は、どのくらい費用がかかるの?

依存症お悩み相談室

病院での依存症治療は、どのくらい費用がかかるの?

依存症治療を医療機関で受ける場合、保険の有無や入院/通院によって料金は大きく変わります。

 

今回は入院治療と通院治療の場合に分けて、その料金体系についてご紹介したいと思います。

 

医療機関での治療に不安を感じている方々に向けて、少しでも参考になれば幸いです。

 

目次

 

1. 入院治療の場合

窓口の自己負担額は、70歳未満の方は医療保険に加入している場合、医療機関の窓口での自己負担額は30%となります。

 

70歳以上の方は、加入している医療保険から「高齢受給者証」が支給されます。

 

75歳以上であれば「長寿医療制度(後期高齢者医療制度)」の対象となり、いずれも医療機関の窓口での自己負担額は10%です。

 

※ただし、70歳以上であっても、現役世代並みの収入レベルの方(課税所得145万円以上)の場合は自己負担額は30%になります。

 

また具体的な金額についてですが、これは病院ごとに変わってきます。

 

あくまで一例ですが、以下のような価格帯が一般的だと想定されます。

・一ヶ月あたり自己負担率20%で月額10万円〜14万円

・一ヶ月あたり自己負担率30%で月額16万円〜20万円

 

2. 通院治療の場合

医療保険に加入している70歳未満の方の場合、医療機関の窓口での自己負担額は30%です。

 

70歳以上の方は、加入している医療保険から「高齢受給者証」が発行されます。

 

75歳以上になると「長寿医療制度(後期高齢者医療制度)」の対象となり、いづれも医療機関の窓口での自己負担額は10%となります。

 

※70歳以上であっても、現役世代並みの収入レベルの方(課税所得145万円以上)の場合は、自己負担額は30%です。

 

初診時には初診料、注射・点滴や血液検査、薬剤処方といった処置が行われた場合、およそ2000円〜6000円ほどかかる場合が有ります。

 

最後になりましたが、厚生労働省では自立支援医療制度というものが用意されています。

 

これは、精神疾患で通院による精神医療を継続する必要がある方向けに、通院のための費用を軽減するという制度です。

 

詳細については、厚生労働省のwebサイト(こちら)をご覧ください。

 

ライター名: 金井駿